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外来看護師とは?看護師の職場を知ろう

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看護師の主な職場は

看護師の主な職場は

看護師の主な勤務先

厚生労働省の調査では、2018年時点で約120万人が看護師として働いており、そのうち73.9%が病院に勤務しています。ほかには、診療所が11.2%、介護保険施設が6.5%、訪問看護ステーションが4%となっています。それ以外に看護師の勤務先としては、社会福祉施設、保健所、助産所、学校、養成所、一般企業などがあります。看護師は働く場所の選択肢がたくさんあります。

大学病院

国立や私立の大学、研究機関の附属病院なのが大学病院で、最先端の医療や高度な医療が受けられます。大学病院は診療科が細分化されていて、科目に応じた仕事をします。基本的には検温、脈拍測定、投薬、巡回、記録などです。大学病院は研修医が多いこともあり、採血や注射などの医療行為は限られることがあります。教育や研究機関である大学病院では、そこで働く看護師に対しても研修や勉強会などの教育がしっかり行われています。最新の医療技術が揃っているので高い専門性を身につけることができるでしょう。しかし、大学病院は忙しく、救急や外来の対応のほか、重い疾患をもった患者さんも多いので仕事へのストレスや負担が多いと言われています。

一般病院

20床以上の病床がある医療機関を病院と言います。一般病院は診療科の数や規模はさまざまです。ある程度の病院になると病棟看護師、外来看護師が明確に分かれます。大きな病院になれば担当する科によって看護師の仕事は変わります。一般病院では各種測定、診察の補助、注射、採血、投薬などの看護全般を行います。病棟看護師であれば24時間勤務になります。大学病院に比べて一般病院のほうが看護師の行う医療行為は多くなりますので、豊富な現場経験を積むことができます。大学病院ほど激務ではありませんが、診療科目や外来、病棟のどちらに勤務するかによって忙しさに差があります。

クリニック

開業医が運営する医療機関で病床数が19以下、またはゼロのところをクリニック(診療所)と言います。ほとんどが外来診療で、病院よりも仕事の範囲は広くなります。一般的な看護業務のほかに事務作業や販売業務などを行うこともあります。少ない看護師で運営しているので求められる役割は多岐にわたり、また即戦力が求められます。患者さんとの距離が近いのでやりがいをもって働くことができます。クリニックでは入院施設がないことが多いため、日勤のみで病院勤務に比べると楽です。

訪問看護ステーション

終末期看護、がん看護、精神科看護などで、利用者の自宅に訪問して看護サービスを提供するのが訪問看護ステーションです。基本的には1人で訪問して医療処置を行い、状態を観察し、アドバイスを行います。食事、排泄、機能回復訓練も仕事に含まれます。訪問看護師はコミュニケーションスキルと豊富な看護経験や技術が求められます。24時間対応のステーションではオンコール当番があり、人材不足のところでは休みづらいことがあるかもしれません。

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