外来看護師として働きたい人へ

外来看護師の実態と注意点

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注意しておきたいこと

注意しておきたいこと

クレームを受けることがある

前々から外来での待ち時間の長さが問題になっています。体調がすぐれない中、長時間待たされて苛立ちのあまりクレームに発展することも少なくありません。外来看護師はクレームをつけている患者さんに配慮を行った上でほかの患者さんに迷惑にならないように冷静に対応しなければなりません。慣れないうちはストレスになるでしょうが、看護師としてのコミュニケーション能力が問われていると思って慎重に対応しましょう。
患者さんからクレームをつけられると嫌な気持ちになりますし、面倒くさいと思うかもしれませんが、クレームには患者さんの気持ちが隠れていることを忘れないようにしましょう。治療に対する不満、病気によって環境が変化したこと、痛み、苦痛など、患者さんが抱えるさまざまな情報がクレームの裏にはあるのです。クレームの裏にある真意を把握しないと同じクレームが続くことになるでしょう。なぜこの患者さんはこのようなクレームをつけているのか?といった視点でしっかり患者さんと向き合うことが重要です。

患者さんとの関係性が浅い

毎日たくさんの患者さんが外来に来ます。限られた診療時間の中で診察ができるように、そして少しでも待ち時間が短くなるように、外来看護師はスピード感をもって一つひとつの業務にあたらなければなりません。患者さんと接する時間も短く、患者さん一人ひとりと深い関係を築くのは難しいかもしれません。

スキルアップが難しい

外来看護師はテキパキ日々の業務をこなさなければならず、ひとつの業務に丁寧に向き合うことが難しいです。そのため、病棟看護師に比べるとスキルアップが難しいというデメリットがあります。ただ、これは自己研鑽のきっかけにもなるのではないでしょうか。他力本願的にスキルアップを求めるのではなく、自らの力でスキルアップしていく良い刺激になるでしょう。病院でのスキルアップが難しいのであれば、専門看護師や認定看護師などの資格取得にチャレンジしたり、セミナーや研修に参加したりするなどしてスキルアップすることができるでしょう。一念発起して大学や大学院に進学することも可能です。そうすれば看護学を極めることや、看護にかかわる知識を深めることができます。准看護師であれば学士取得のため大卒の認定を得ることも可能です。どうしても自分の力でスキルアップが難しいという人は、転職もひとつの手です。勤務地を変えたり訪問看護の仕事に就いたりするなど、これまでの経験を活かしながら別の職を目指すのもスキルアップにつながるでしょう。

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