外来看護師の実態は？先輩の声

外来に配置転換となったAさん

病院に勤務して以来ずっと病棟看護師だったAさん。結婚を機に外来看護師に配置転換されたそうです。外から見ていると楽な仕事だと思っていましたが、実際にやってみると大違いだったとのこと。とにかく仕事量が多く時間が経つのがあっという間で、最初は時間内に仕事が終わらずに残業続きだったと振り返ります。結婚後も看護師を続けられたのは夜勤がないのが大きなポイントだったとのこと。病棟看護師時代に比べると給与が減ってしまいましたが、やりがいのある魅力的な仕事とのことでした。

化学療法室で働くSさん

Sさんは旦那さんと2人で協力しながら2人のお子さんを育てるママさん看護師です。上のお子さんは認可保育園に預けているそうですが、下のお子さんは病院の保育園に入れているそうです。急な体調変化なども職場と連携してすぐに対応できて、安心して働けています。基本的には日曜祝日がお休みで、家族と過ごせており、小さなお子さんを連れて近所の公園に遊びに行くのが定番とのことです。看護師の仕事と子育ての両立は大変ですが、子供が小さいのはいまのうちと自分に言い聞かせて、日々の仕事を乗り切っているそうです。出産のときは、病院の育児休暇制度を使ったそうです。制度をうまく活用すれば仕事と家庭を両立できますが、家族など周囲の協力も必要だと言います。
出産するまでは、病棟看護師だったSさんですが、育児休暇後は外来に異動になりました。慣れない業務と子育てで何度も仕事を辞めようと考えていたそうですが、同僚のママさん看護師に励まされながら今日まで乗り切っているそうです。外来看護師には小さなお子さんをもつママさんや何人もの子供を育てながら働いているベテラン看護師も多く、仕事だけでなく私生活でも頼りにしていると笑っていました。

第二次救急指定病院で働くHさん

外来看護師は病棟看護師に比べて患者さんとかかわる時間が短いですが、その中でもいかに患者さんのことを考えて望まれる看護を提供できるか日々考えていますと答えてくれたのは、救急指定病院で働くHさん。微力ながら患者さんの役に立ったり、「ありがとう」「さすがですね！」などと声掛けしてもらったりすることがとてもうれしくてやりがいを感じるとのことでした。救急指定病院ということもあってさまざまな患者さんが来院され、そうした患者さんたちを看護するには豊富な知識と技術が必要になるため、日々勉強になり学びが多く、自分が成長できていると実感しているそうです。